セレブとの境界線とは?

ただいま、LAにいます。

毎年12月~1月末までの冬はLAで過ごしており、同じ国、アメリカでもLAとNY、そしてそれ以外の土地での違いにいつも驚かされています。LAとNYは、もはやアメリカじゃない。LAはLA、NYはNY。独立している感じ。

では、その2つの都市の違いをファッションやスタイルでざっくりと比べることにしよう。

LAはLAでも、シルバーレイクやダウンタウンに行くとまた違って、あくまでも、僕の自宅があるウエストハリウッドのことを指してます。ハリウッドでは、コントアーメイクが主流で、「ボンキュッボン」のスタイルが不動の人気。

プッシュアップブラや豊胸が当たり前かのように、胸が大きく、お尻はでかければでかいほど美しいとされている。

唇は「Filler」というプチ整形で、ふっくらとした大きな唇を好む傾向がある。

ジムでワークアウトするときも、ばっちりフルメイクで来る子は珍しくない。

おそらく、Kim KardashianやKylie Jennerの影響が本当に大きく、このような流れになっている。

Kim Kardashian

Kim Kardashian

Kylie Jenner

Kylie Jenner

NYの場合だと、アップタウンとダウンタウンでまた大きく異なるが、自宅周辺のソーホー辺りは薄い化粧、目立たず、シックでモノトーンのスタイル。

ナチュラルを好む傾向があり、洗練された都会的なスタイルかな。

 

LAといえば、みんなが先に思い浮かべるのはおそらく“セレブ”でしょう。

僕の学生時代には、Paris Hilton、Nicole Richieが絶頂期で、2人が出ていたリアリティショー、「シンプルライフ」が面白すぎて、毎エピソードを欠かさず見ていた。「That’s hot」や、「Geeezzz」のようなスラングが流行っていて、ある意味カルチャーを作ったのは間違いない。2017年の今、2000年前半のカルチャーがまたカムバックしているのを感じている。

当時はとにかく、世界中がLA の“セレブスタイル”に釘付けだった。覚えている?Juicy Couture、Von Dutch、Ed Hardy、True Religionが流行った流行った。高校生の時に登校バッグはVon Dutchのボーリングバッグ。それで通学してたのを覚えている。w

Von Dutchのボーリングバッグに学ランという通学スタイルw

Von Dutchのボーリングバッグに学ランという通学スタイルw

何でもラインストーンをつけてたよね。w スタバコップ、携帯、とにかくスワロフスキー!

 

2017年の今はどうなっているかというと、LAはいまだにセレブ文化が続いている。むしろ、みんながみんなセレブリティなのではないかと思うほど。

あまりにも多すぎるため、一体セレブリティはなんなのかと考えた。

なっがい前置きとなったが、今回はセレブと一般人の境界線について書こうと思う。

 

 

LAはハリウッド映画、テレビ業界のメッカなのはみんな知っているだろう。

お茶の間で放送されているテレビ番組に出たらセレブリティ。ちょっとした映画に出たらセレブリティ。またまたインスタでフォロワーがたくさんいたらセレブリティ。LAでは勢いの止まらないユーチューバーで、億単位を稼ぐタレントもゴロゴロいる。今の時代は一個人が媒体になりつつあるからね。

セレブリティが多すぎて、名前が覚えられない。みんながみんな有名になりたくて、世界中からLAに集まるのだ。

セレブを専門に扱うPR会社もあるくらいだから、ビジネスとしてしっかり確立されているのがわかる。

 

一方、日本ではいわゆる“芸能人”がセレブリティといわれているわけだが、PRという職に就いていて、“芸能人”の境目がなんなのか、変わりつつあると感じているんだ。

ファッションブランドのパーティやショーがあるときは、「セレブリティ衣装着せ込み」をすることが多いが、芸能事務所に所属していないというだけで“セレブリティ”扱いではなく、私服で来てくださいというケースも少なくないだろう。かといって、所属しているだけで、影響力もなく無名でも着せ込みできるということでよいのだろうか。

芸能事務所に所属すれば芸能人なのか?ソーシャルメディアではフォロワーが多く影響力はあるが、どの事務所に所属してなかったら、ただの“一般人”なのか?

ひと昔前には、モデルと読者モデルにも“暗黙の了解”としての明らかな線引きがあったが、今は曖昧になりつつある。これに近いものなのか?

  

ファッションは常に、最先端でフレッシュでなければいけないから、いつまでたっても、古風なやり方のままでよいのか?

さっきも言ったように、誰もが「媒体」になれる時代だし、こうしてデジタルの発展や社会が変わっていくにつれて、「本物」や「本当のプロ」と実はそうではない人(一般人)との判別がすごく難しい世の中になっていることを感じる。少なくとも、本物のセレブは、自己申告制のものではないと思う。本物のセレブが、自分をセレブです、と紹介するのは聞いたことがない。絶妙なさじ加減を判断できるようにしなければ!

 

 

ライター:稲木ジョージ

エディター:八木橋恵

コーディネーター:恩地祥博

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