MAMA.

夏はもう終わり。
でも寂しくなんかない。
どちらかというと、秋が好きだから。
軽めのジャケットやコートが着るのが楽しみ。
ラフ・シモンズ、ドリス、ギャルソンのアウターを着るのが死ぬほど楽しみ!!!

還暦祝いとして、ママをNYに連れてきた。
どうやら俺が学生時代に、60歳になったらママをプリンセスのように扱うと、約束をしていたらしい。
もちろん俺はそんなことは忘れていたけど、ママは覚えていた。
やることやるよね。
アジアから出たことない彼女にとって、アメリカなんてDream come true.

NYCは様々な人種がいれば、個性豊かなアイデンティティーを持つ人たちで街が溢れている。
特に、人間観察が気に入ったらしい。

ママと二時間以上一緒に時間を過ごすことなんて、大学生時代以来。
電話も滅多にしないし、メールなんてしないから冷たい息子と思っていただろうねw
だけど、今回のNY旅行で気づいたのが、自分がママに似ているていうこと。
顔は似てないと思うけど、性格がね。
突拍子もないことをいきなり発言するし、頭で考えていることをそのままの言葉で発言する。
フィルターが一切ないというのはとてもいいことだけど、ひやひやする場面が数えきれないほどある。
例えば、ミートパッキング地区のレストランで無愛想なウェイトレスに向かって、
「あんた、スマイルくらいはできるよね?」って。
冷や汗かいた上に、爆笑。
まるで自分を鏡でみているよう。
俺もそういうところが本当にたくさんあって、友達をひやひやさせるなエピソードがたくさんある。2分以内に爆睡できるところも似ている。どこでも寝れる。電車なんて揺り籠のように寝れる。

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親と子供って、本当に不思議だなーと実感させられた。
おそらく自分の中で、親に似ているという事実を認めたくなかったんだろう。
俺はセルフメイドで、誰からも教わってなんかいない!!と思っていた。
だけど、過去を振り返って大人になった今の自分を見つめ直し、母の人生と比べると無数の共通点が。
母子家庭で働き者の母の姿をみて、育ったんだなーと。
知らない間に、母に影響されているんだなーと。
睡眠時間を削ってまでも、フィリピンにいる家族のために働いている。
自分はそんなことは100歩譲ってもできないし、彼女のやり方に賛成できないことが多いが、
彼女にとってそれが幸せなんだなーと。

壮絶な人生を生きた女性。
フィリピンから日本へ移住し、日本語もわからないまま仕事をみつけ、それから30年は経っているもんね。
今と違って昔の日本は、外国人が本当に受け入れられていなかったから大変だっただろう。
人に何度も、何度も騙されたが、自分は絶対に、同じことを他人にしないのがポリシー。
彼女のよくいうことは、「忘れられることはできないけど、全て許しなさい」って。

何が言いたいかというと、子供にとって、親は思っている以上に影響力があるということ。
子供は親をみて育つのは当たり前なんだから、親がロールモデルになれる存在でなくてはいけない。
幼少期の経験や育ち方は、性格を形成し、大人になっても大きく影響されるんだ。
幸せな思い出であればもちろん、プラスになる。
苦い思い出であればもちろん、ネガティブになる。
子供はスポンジと同じように、全て吸収できちゃうから。

しかし、子供も子供で、家族に恵まれていないと思っているのならば、
家族のせいにして人を責める必要なんてない。
間違いだらけと思っているのであれば、自分なりに解釈して、正しい道に進めばいいということ。
難しいことだし、強くないとできないし、とてつもない大きなエネルギーが必要だけど、いいじゃん。
間違いを正すことによって、適応能力が養われるし、心も強くなれるんだから一石二鳥!
そして大人になったら、自分で家族を一から作れることだってできるんだよ!

最後に、ママは強し。
自分では想像もできない激痛に耐えて、赤ちゃんを産むんだからね。