出版決定!『ニューヨークが教えてくれた 、「自分らしさ」の磨き方』

朝の清々しい、少し乾燥した冷たい風を感じながら、Tシャツの上に分厚く重たいコートを羽織り、落ち始めた葉が道を舞う音を聞いて、街を歩く。

哀愁の混じった感情が味わえるのは初秋が1年の中で一番好きな季節だ!!

9月生まれの俺は、年中常夏のフィリピンで生まれたものの、秋は、半分流れる日本人の血が騒ぎ出す。

中学、高校のころから、根拠もなしに、「30歳になったら、出版するんだ!」と周りに宣言していたのを覚えている。

2017年9月29日、俺はついに30歳になった!

そして宣言通り、今年の10月25日、宝島社より俺の本が出る。

タイトルは、『ニューヨークが教えてくれた 、「自分らしさ」の磨き方』

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人生初の書籍は、大まかにくくると自己啓発・ビジネス本になるのかな?

30歳でどんな人生とビジネスが語れる⁉と思われる方は、回答を探しに、「読書の秋」キャンペーンの一環だと思って読んでみてねん。

 

マニラ生まれ、愛知県育ち。大学卒業後の4年間は東京で仕事し、いまはニューヨークに住んでいるという異色なバックグラウンド。

ローカル感溢れる地方で普通に育った俺が、ニューヨークに住み、多国籍な環境で働く中、俺なり見て感じたニューヨーカーの生き方、考え方、働き方を「グローバルに生きる」という観点から伝えた、コンテンツ満載の一冊になりました!

どうやったらグローバル思考を養えるかを等身大の言葉でつづった内容にもなっており、どのようにして俺がその道を歩いているか、自叙伝的な部分があって、二度(⁉)おいしいよ。w

まだまだ短い人生だけど、自分が経験した、そして自分の目で見て感じたことをひたすら書いたのだ。

 

具体的にどのようなことを書いたかというと、ネタばらし寸前でまとめてみたよ。

・    俺は、色としてのグレーは好きだが、ビジネスにグレーはない

・    SNSの記録に残すためだけでなく本当の感動を味わおう

・    Live your life and moment, 人生を思うままに羽ばたき一瞬一瞬を生きる

・    SNSで有名になるをライフゴールにしてはいけない

・    チャンスはほぼ毎日と言っても過言ではないレベルで全員に訪れているはず

・    アメリカは実力主義ではなく、コネ社会⁉

・    ニューヨークで成功できなかったからと言って、挫折ではない...

・    幸せとは、取り残される恐れへの代用品ではないし、いいね!の数が幸せ指数ではない

・    ニューヨークは人で溢れているのに、孤独

などなど、ニューヨークが教えてくれた、俺がいま率直に伝えたいことが詰まりまくった内容になってるよ。

 

なぜこの本を書いたのか、そしてなぜ30歳という区切りで出版したいと思ったのかは、本に書いたので読んでからのお楽しみということで。

 

2014年でニューヨークへ移住して、仕事がまったく見つからず、無給インターンしたエピソードは生々しく書いた。

それだけではなく、9歳でフィリピンから日本へ移住した際に、いじめに遭い、どのようにして乗り越えたか、などなども記されています!

いまでこそファッション業界にいて起業もしているが、ファッションもしくはビジネススクールに通ったわけではない。

高学歴で、インターナショナルスクールに通ったわけでもない。

176ページの一冊を、出版のプロたちの手を借りて、自分の言葉・意思を伝えるために書き下ろし、約1年間温めたこの企画でじっくり書いては編集してを繰り返し、丸4カ月を執筆に充てた。

過去を振り返るのが何よりも苦手な自分が、これまでを振り返って、そしてこれからどのように進みたいかを「記録」のようなかたちで残した。書き終えてみるととにかく気分がすっきりして、よりクリアーなマインドになった。


「記録」ということで、過去をさかのぼっていき、このようにジョージ少年時代の写真も入っています。

真ん中のピースした、まん丸顔が俺です…。w

真ん中のピースした、まん丸顔が俺です…。w

ニューヨークのSOHO、自宅付近で撮り下ろした写真もあります!(太った写真から成長した振り幅も表現されています。w)photos by 瀬尾宏幸

ニューヨークのSOHO、自宅付近で撮り下ろした写真もあります!(太った写真から成長した振り幅も表現されています。w)photos by 瀬尾宏幸

 

アメリカでは、30歳の誕生日で「Dirty30」や「Big30」などの派手なパーティをする習慣がある。

知り合いには、30歳になったらパーティ、盛大にするでしょ?と言われるが、これに関しては、あまり興味がない。

20、30年経ったあと、過去をまた振り返る機会があったとしたら、豪華なパーティをしたはいいけど、知らない酔っ払った赤の他人が自分の誕生日を祝ってくれても虚しいことに感じられてしまうような気がするのは俺だけ?w

だから、俺にとって、この本がBig30の代わりかな!

自分のやったことが誇りに思えるように、時間を過ごしたい。
 

見出しだけをちら見せすると、こんな感じです。

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同時に、アマゾン先行予約も始まっているので、Amazonって下の文字をクリックしてみてね!

こちら→ Amazon

「同情するなら金をくれ」というドラマでの名セリフがあるが、それならぬ「応援してくれているなら、予約ボタンをポチっとクリックしてくれ」。

何度読み返しても飽きさせない内容にしているので、興味を持ってくれた人はぜひチェックよろしく。

 

これまでの自分を支えてくれたすべての人たちに感謝して、恩返しする1年にできたらな、と思います。

初心に戻って、また新たに気合い入れます。

 

 

ライター:稲木ジョージ

エディター:八木橋恵

コーディネーター:川上千尋

公式ウェブサイト:www.georgerootltd.com

social media: @GeorgeRootNYC

 

 

 

デジタル施策に見る、日本のミレニアルズに起きている変化とは?

 

 

デジタルマーケティング。それはこの現代で、最も必要とされるコミュニケーションツール。

 

従来のPR方法では、ブランドや企業の声がミレニアル世代に簡単にはもう届かない時代になっていることは確実。

 

話を聞いてみると、媒体をフォローして記事を読むよりは、自分がフォローしているインフルエンサーが投稿した記事を見て、その媒体のサイトへ飛ぶことも珍しくないらしい。

要するに、これまでの“媒体発信→記事やニュース”から、“インフルエンサー発信→媒体記事→消費者”へと、読む順番が変化しているのではないか。

 

そんな過渡期にあって、その変化に気がついていても、効果的なデジタルマーケティングのハードルは年々高くなってきており、これまでは一般的だった、製品とのセルフィー画像をインスタに載せるというやり方ではもう通用しないのはあきらか。

 

そんななか、カルバン・クラインは面白いデジタル施策を行っているのだ。

 

ご存知であろう、カルバン・クラインのアンダーウェア。

コットンから伸縮性のある生地まで、素材のバリエーションが豊富で、見慣れたアイコニックなロゴ。

海外では、世界的に有名なセレブリティ、モデルが投稿していることもあり、「#mycalvins」が爆発的にヒットし、あらゆる国からこれでもか!というほど、自身の肉体自慢とともに、胸、お尻の投稿がSNS上に溢れている。

 

しかし、肌を隠す習慣のある日本には、こんな投稿は通用するのであろうか?

 

答えは限りなくゼロに等しいであろう。

 

このように、国民性と文化の違いで、カルバン・クラインのようなグローバルブランドでも、#mycalvinsのような施策が、ローカルに進出しづらいこともある。

7月に東京で同ブランド初のアンダーウェア専門店がオープンし、そのタイミングで、戦略としてグローバルハッシュタグの#mycalvinsをそのまま残し、ローカルハッシュタグの「#じつはCK」、「#みせるCK」を加えることで、一気に東京のおしゃれキッズの間で浸透しつつある。

 

最近、NYモデルエージェンシーのソサエティと契約を結び、モデル業の活躍がグローバル規模で期待される森星さんがプロジェクトを皮切り、鈴木えみさん、Beniさん、植野有砂さん、浅野啓介さんらビッグネームが次々と参加していた。

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7月末にはストアイベントも開催し、ハッシュタグに参加する人たちをどっと増えたようだ。

instagram  @tsumire1224

instagram @tsumire1224

instagram  @crazy_shizuka

instagram @crazy_shizuka

 

 

#じつはCKで、“秘密裏にさりげなくアンダーウェアを着ているんだよ”、#みせるCKで、“大胆にステートメントアイテムとして、CKアンダーウェアを着ているんだよ”、の2パターンでどちらが自分のタイプに合っているのかを一般大衆に決めさせ、参加を促進している。

 

すると、意外にも、シャイな人が多いはずの日本で、結果として#みせるCKが多く、これは驚き。


隠したがるであろうと予想していたが、わかりやすく表現しやすいうえに、ありそうでなかったハッシュタグ遊びができたことによって、「あ、下着って見せていいんだ!」と心理に変化が起き、この戦略は成功したのではないかとみている。

結果として、ハッシュタグ遊びに参加するという感覚で、意外に日本人にも、ちょっぴり恥ずかしいけど、見せたい願望があったのではないか。

 

ミレニアル世代の考え方が、古典的からどんどん大胆になってきている。

 

俺は、ほぼ毎日CKアンダーウェアを着用しているが、なかなか見せられないのがホントのところ。

腹筋が割れていれば自慢するかもしれないが、食べることが好きな俺は、

おとなしく、#じつはCKを選ぶことにするよ。

 

あなたなら、じつは、みせる、のどっちを選ぶ?

 

スターデザイナーである、ラフ・シモンズがクリエティブディレクターに着任したし、今後のカルバン・クラインから目が離せない。

 

 

ライター:稲木ジョージ

エディター:八木橋恵

コーディネーター : 川上千尋

公式ウェブサイト:www.georgerootltd.com

social media:@georgerootnyc

 

 

 

ファッションは投資か?

今年を締めくくる最後の記事では、ファッションに熱いメンズ諸君たちにスポットライトを当てることにする。

 

前回の記事、「東京のメンズファッションが面白くなってきた!!」は読んでくれたかな?

まだの人はこちらのリンクをクリック→ www.georgeinaki.com/blog/mensfashion

東京出張を重ねて、自分の目で見て、感じたことについて書いたわけだけど、共感してくれる人たちが多く、嬉しく思っている。

 

僕のところでインターンをしてくれている22歳の恩地くん(@onccchi)からインスパイアされて、この記事を書きたいと思ったのだ。

いきなり感が出てしまわないよう、恩地くんのことを少し紹介しようか。

 

東京の品川が実家で、東京の某大学に通っているが、英語とファッションを学ぶために休学をして、NYに来たそう。Fashion Institute of Technology(通称FIT)という学校に通い、Brand Managementを専攻している。FITは、カルバン・クラインなども卒業した、NYにあるファッションの超有名校。日本の雰囲気的には、休学や浪人はなかなかよいイメージがないが、目的ある恩地くんは、いまどき珍しいタイプ。

インターンをしてくれている恩地くんと。Shu Uemura x Murakami Takashiイベントにて。

インターンをしてくれている恩地くんと。Shu Uemura x Murakami Takashiイベントにて。

出会ったのは、彼がFarfetchでインターンをしていたのがきっかけだった。

いつ会っても小奇麗にして清潔感あるし、デザイナーズファッションブランドに身を包んでいるし、おぼっちゃまなのかなと思っていた。

 

でも、よくよく事情を聞いてみたら、彼は洋服のサイクルをまめにして、やりくりしているらしい。

10万円もするSacaiのコートやGUCCIのローファーは、バイトしたり食費を節約したりして捻出するけど、シーズンが終わり着なくなったらそれをYahooオークションやフリマアプリで売って、そのお金を足しに、また最新のコレクションを買っているそう。それほど、ファッションに情熱がある青年。

恩地くんのアウトフィット。コート、パンツは「Issey Miyake」、ローファーは「GUCCI」のもの。

恩地くんのアウトフィット。コート、パンツは「Issey Miyake」、ローファーは「GUCCI」のもの。

僕の世代つまり30歳前後は、食費を削ってまでもブランドものを着る人が多かったのは事実。ステータスを上げたいために、みんなカップラーメンやもやしばっか食べてたよw

社会現象とまでなった2000年の連続ドラマ「やまとなでしこ」には、そういうシーンがあったよね。

 

僕が学生のときは、必死にバイトしてブランドを買っていたな、と懐かしくも思った。なんでそんなにこだわるかというと、早く大人になりたいと背伸びをしていたかもしれない。それに、自分の歳よりもはるかに上の人たちと遊んでいたから、そんなきれいな洋服を着ている大人たちに憧れていた。

恩地くんから伝授してもらった“コツ”の「買って売って」というやりくりが目から鱗だったので、他にもそういう子たちがいるのではないか、あるいは若者世代のリアルを知りたいと思い、恩地くんの友達に参加してもらって、初めてスカイプ・インタビューを実施したのだ。

 

今回参加してくれたのは、フォトグラファーとして活動する、Margiela好きの島村(@kisshomaru)くんと、某セレクトショップで働く、Umit BenanとMarni好きの俊法(@___toshi_114_)くん。

俊法くんのアウトフィット。コートは「Umit Benan」、ニットは「Jil Sander」、ローファーは「JM WESTON」のもの。

俊法くんのアウトフィット。コートは「Umit Benan」、ニットは「Jil Sander」、ローファーは「JM WESTON」のもの。

2人に共通しているのは、どちらもファッションに目覚めたきっかけが古着だということ。僕も、メゾンファッションだけで全身を固めるのはいやなので、古着がファッションの“味”を与えてくれるのは、よくわかる。

 

そして、ファッションアイコンというのは特にいない、というのも特徴。男性らしい意見だ。俊法くんは、セリーヌのデザイナー、フィービー・ファイロ、島村くんは仕事柄会うスタイリストたち、あるいはストリートの人々からインスパイアされるけど、誰か特定で、この人がアイコンというのはいないという。というのも、情報をどこから得ているかということに関係しているのではないかな。

 

やっぱり従来の雑誌では“時差”があり、情報がたった数カ月で古くなっていることもあるし、聞いてみたら、やはり雑誌は全然読まないという。もっと正確に言うと、ファッションの情報は雑誌から得ていないという。インスタグラムをはじめ、ECの発展も著しいし、情報ソースのほとんどが、スマートフォンからやってきている。

 

島村くん曰く、「雑誌はカルチャーを作りだすもの」。もはや、“読む”ために、具体的なファッションの情報を得るためには雑誌を買わなくなっているようだ。

 

島村くんのアウトフィット。コートは「Sasquatchfabrix」 、インナーは「Yohji Yamamoto」 、パンツは「Martin Margiela」のもの。

島村くんのアウトフィット。コートは「Sasquatchfabrix」 、インナーは「Yohji Yamamoto」 、パンツは「Martin Margiela」のもの。

「雑誌はカルチャーを作りだすもの」という意見は鋭く、面白いなと思った。より紙媒体はニッチになっていて、より深く刺さるコンテンツになりつつあるのは事実。やはり紙媒体から学ぶことはあるし、信憑性があるからね。

島村くんは、恩地くんのように服を売ってそれを資金にして次の服を買うことはなく、俊法くんはいらなくなったものをレベルアップするときに服を売るそうだが、資金は限られているので、その中で欲しいもののバランスを見極めている。こうしてファッションに関する投資について、真剣に考えたり、情熱をもったりする、ファッション感度の高い男子たちの話を聞いて、斬新な意見もあったりして、すごく面白かった。

 

ファッションは僕も一種の投資だと思っているのだ。

まだまだ年頃なので、デザイン性の強いトレンディーなものももちろん買うが、よりよい質のもの、長く着られるデザインのものを買うようにしている。

クローゼットがパンパンなので、着なくなったものはThe Real Realで売ってるよ!

クローゼットにスペースができるし、お金ができるし、一石二鳥でまた買い物できるじゃん!w

 

TheRealRealは委託という形で洋服を売ることができるオンラインサービス。自宅に来てピックアップしてもらえるから、ラクで助かっている!

TheRealRealは委託という形で洋服を売ることができるオンラインサービス。自宅に来てピックアップしてもらえるから、ラクで助かっている!

そして、とても興味深かったのが、原宿に増殖するメゾンの酷似ルックについて話が及んだときの、「僕らの世代にはビックメゾンのオリジナルを知らないまま、よくわからないまま、流行っているから着ている人、ブランドのコアやストーリーを知らない人も多いと思う」という内容。

今、若者がメゾンに対して憧れを抱かない時代だとも言われるけれど、ファッションにおけるこの「憧れ」というのは、キーワードかもしれない。だって、なんでそれに価値があるのかがわからなければ、憧れることだってできないから。例えば、誰かが欲しいと思えるような価値がなければ、その服だって売れないわけだしね。

そもそも、近年は憧れよりも“親近感”を重要視する時代が長く続いたので、もはや“憧れる”ということが薄れてきていたのかもしれない。

 

それでは、メゾンブランドは欲しくならないの?と聞いたところ、彼らはこう言う。「今の時代、SNSが普及しすぎて、ブランドが多すぎて選択肢も多くなった。昔みたいに、バッグならばこのブランド、コートならばこのブランドというのはないし、現実離れした価格で売られていて、とてもじゃないけど買えないし、値段と質が伴っていると思えないから。今は、小さなブランドでも質が高く、それに見合った価格で買うことができる時代だから、わざわざメゾンブランドで買わなくてもよい環境にいるから」とのこと。

ごもっともだ! 高すぎると買えないのは当たり前のことだから、他のブランドを探してしまうよね。

 

あらためて、僕は、不変の価値を備えた、資産とも呼べるようなファッションにだけ、投資したいなと思いました。メゾンブランドは名前でお金を払っているようなもので、これがステータスだからね。

来年ももっとよい年になりますように!

彼らのようにしっかりと意見を持った人たちが、引っ張っていくわけだから応援しなきゃね!

 

 

 

ライター/インタビュアー:稲木ジョージ

エディター:八木橋恵

コーディネーター:恩地祥博

公式ウェブサイト:www.georgerootltd.com

social media:@georgeinaki